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はじめに
みなさんどうもこんにちは、マナーの管理人masaです。
お歳暮の時期が今年もやってきましたね。
毎年考えてしまうのがお礼状をどうしようかということです。
なんとなくそれっぽいものは送るけど本当にこれで正しいのだろうか。
もしかしたら大変なマナー違反をしてしまっているのではないでろうか。
そんな不安が付きまといますよね。
今回はみなさんの不安を消し去るようにお歳暮のお礼状マナーをとことん紹介したいと思います。
これさえおさえておけばもう悩む必要なんてありません。
安心してお礼状を出しましょう。
それではさっそくやっていきます。
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お礼状の構成
お礼状の構成は基本的に以下の通りになります。
- 頭語
- 時候の挨拶
- お礼の言葉
- 先方への気遣い
- 結語
一般的にこういった流れで書いていきます。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
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頭語
まず一番最初に書くべきは頭語です。
頭語というのは、手紙の最初につける言葉のことです。
これにはいくつか種類があって、それぞれ意味があります。
場面によって使い分ける必要があるので注意が必要ですね。
どのような場面でどういった意味があるのかを紹介していきます。
通常の手紙の場合
- 拝啓
- 拝呈
- 啓上
これらは、一礼をして申し上げますという意味に当たります。
目上の人に送る場合
- 謹啓
- 恭敬
- 謹呈
これらは、謹んで申し上げますという意味に当たります。
急ぎで送る場合
- 急啓
- 急呈
- 急迫
これらは取り急ぎ申し上げますという意味に当たります。
お歳暮のお礼状で使うなら通常の手紙の場合か、目上の人に送る場合のいずれかの頭語で大丈夫です。
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時候の挨拶
時候の挨拶というのはその時の季節や天候に応じた心情や季節感を表す礼儀文のことです。
頭語の後に続き、時候の挨拶の後には相手の安否を気遣う言葉が続きます。
お歳暮の時期は冬であり、寒さの厳しい季節に当たるのでそれに応じた挨拶をするのがいいでしょう。
これも場面によって使い分ける必要があるのでいくつか例を挙げておきます。
仕事関係の場合
- 師走の候
- 初冬の候
- 寒冷の候
これらに安否を気遣う言葉を以下の中から選んでくっつけます。
- 貴社におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
- 貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
- 皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
会社相手に送る場合は貴社を付ければいいのですが、個人に送る場合は貴社をなくすか皆様に変えるかしましょう。
プライベートの場合
- 寒さもひとしお身にしみるころ
- 心せわしい年の暮れ
- 木枯らし吹きすさぶころとなりましたが
同じように相手の安否を気遣う言葉をつけます。
- みなさまいかがお過ごしでしょうか
- みなさまお変わりありませんか。
- みなさまお元気でしょうか。
間違っても最後にクエスチョンマークなどつけないように気を付けましょう。
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お礼の言葉
次はお礼の言葉です。ここがみなさんも一番悩むところなのではないでしょうか。
今までははっきりいって定型文のようなものだったのでそのままコピーしてオッケーみたいな感じでしたからね。
でも正直言ってここも定型文のような感じで大丈夫です。
自分の色を出すのもいいですが、あまり時間がかかるようならサクッとコピーしちゃいましょう。
ここでも仕事関係用のお硬い例文とプライベート用の柔らかい例文に分けて紹介します。
まず最初は「さて、」から入ることを忘れないようにしましょう。
お硬い例文
- このたびはご丁寧に結構な品をご寄贈賜り、ご芳情誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
- このたびはお心尽くしのお歳暮の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
- 本日はごていねいに、お歳暮の品をお送りいただきまして、大変恐縮しております。
柔らかい例文
- 本日はお心のこもった品をいただき、誠にありがとうございました。
- 先日は、心温まる品をお贈りいただき、ありがとうございました。
- いつもご丁寧に素敵なお心づかいを送ってくださり、誠にありがとうございます。
これらの文章の後に、自分だけでなく家族も喜んでいるといったニュアンスの文章を入れてもいいですね。
先方への気遣い
はい、もう少しで終わりますのであと少し頑張りましょう。
お礼のあとは先方の体調や健康を気遣う文章が来ます。
これも定型文でいいので例文をいくつか紹介します。
ビジネス用
- 皆様のご健勝と、貴社の益々のご発展を心からお祈りいたします。
- 時節柄くれぐれもご自愛のうえ 貴社皆様方のご発展ご健康を祈念申し上げます
- 年末ご多忙のおりではございますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
プライベート用
- 寒さ厳しい折、どうかお体を大事にされ良いお年をお迎えください。
- そろそろ冬支度でお忙しいこととは存じますが、ご自愛のほどをお祈りいたします。
- 寒さはこれからが本番でございます。どうぞご自愛ください。
これらの例文のあとに「略儀ながら書中にてお礼申し上げます。」というのをつけ足してもいいです。
結語
これで最後です。
といってもこれは特に考える必要はなく、決まり文句ですのでこの通りにやってもらえれば何も問題ありません。
気を付けてほしいのは、頭語で何を使ったのかによって結語が変わってきます。
基本的に頭語と結語はセットになっていますのでお気を付けください。
拝啓・拝呈・啓上を使った場合
- 敬具
- 拝具
謹啓・恭敬・謹呈を使った場合
- 謹言
- 敬白
- 敬具
このようにしないとマナーにうるさい人から注意されてしまうのでここまで気を抜かないようにしましょう。
実際のお礼状の例
このような形で書けばいいという例としていくつか画像を載せておきます。
今回記事にした内容とは異なりますが、それぞれの部分に今回紹介した例文を書けば大丈夫です。
位置関係の参考としてみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
これさえおさえればお礼状に関しては何も問題ありません。
こういったものはほとんど定型文の組み合わせでできています。
親しい関係ならここまでかしこまらないでもっと自由にかいてもいいのですが、一応これが失礼のない無難な書き方になっています。
悩んでいる時間がもったいないというなら今回のこの記事を参考にしてすべて書いてしまってもいいと思います。
直接会ったときにもう一度自分の言葉でお礼を言いましょう。