はじめに
どうもみなさんこんにちは、管理人のmasaです。
今回は七草粥で使われる春の七種について紹介したいと思います。
ただなんとなくで選ばれている草花ではなく、それぞれがちゃんとした意味を持っているのです。
そのあたりを改めて知っておくことで、七草粥が大事な行事食であることがよくわかると思います。
これまで食べる習慣がなかった人もこれからは食べてみようかなと思えるかもしれないですね。
それでは早速やっていきましょう。
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七草粥に使われる春の七草一覧
はい、とりあえず箇条書きで述べていきます。
- せり
- なずな
- ごぎょう
- はこべら
- ほとけのざ
- すずな(かぶ)
- すずしろ(大根)
これが春の七草です。それぞれについて紹介していきましょう。
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春の七草の意味まとめ
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せり
せりには、物事に競り勝つという意味が込められています。
これはせりの生え方に由来するものなのですが、せりは1つの場所に競り合うように多く生えることからこの名がつけられました。
それがせりの意味にもつながっているんですね。
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なずな
なずなは撫でで汚れを払うという意味がこめられています。
昔から民間療法で使われるほど栄養価が高く、解熱や便秘解消、利尿作用もあることから体の悪いところを払うとしてこういった意味を持っています。
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ごぎょう
ごぎょうはその姿から仏の体を表し大変縁起のいいものとされています。
正直言ってどこら辺が仏なのか私にはわかりませんが昔の人はそのように見えてありがたくいただいていたそうです。
咳止めに効果があるとされお茶にしてよく飲まれています。
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はこべら
はこべらは漢字で書くと繁縷になります。
繁は繁栄を意味し、縷は途切れることなく続くという意味があります。
この2つの字からはこべらは繁栄がはびこるという意味があり、縁起物とされています。
中国では昔から薬草として使用されるほどで、鎮痛作用のほかに歯槽膿漏にも効き目があるようです。
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ほとけのざ
実は全く同じほとけのざという名前のしそ科の植物がありますが、そちらではなくキク科のほとけのざが春の七草です。
しそ科のほとけのざは食べられないのでご注意ください。
ほとけのざは地面に広がるように生える様子が仏様の座っている安座に似ていることからこの名前が付けられました。
安座は仏様のものですから、それに似ているほとけのざも縁起のいいものとして扱われてきました。
食物繊維が豊富なので便秘解消、腸内環境正常化、余分な脂質の排出に効果があります。
すずな
はい、すずなという名前に聞き覚えはなくても画像を見ればわかりますよね、かぶです。
漢字で書くと鈴菜になりますが、これは神様を呼ぶ鈴という意味になり大変縁起のいいものです。
この鈴菜がいつしか呼び名が変わり現在のかぶに当たります。
胃の調子が悪い時にはかぶを食べるといいと言われるほどに、かぶは便秘や胃潰瘍、胃炎に効果があります。
すずしろ
こちらは大根ですね。
あまりにも根の部分が白く綺麗なので、汚れのない純白を意味するすずしろという名前が付けられました。
すずしろを食べることで汚れなく潔白に生きることができるというわけです。
根の部分には消化を促す栄養分が含まれ葉の部分にはミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
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おわりに
いかがだったでしょうか。
七草粥に入っている春の七草にはそれぞれちゃんとした意味があるんですね。
古くから伝わる行事食にはこういった縁起のいいものがほとんどです。
しかも栄養価的にも実はそれがあながちこじつけではないところにも驚きます。
今まで食べてきた人はもちろん食べたことが無いという人も来年からは七草粥を食べるようにしましょう。
きっと健康的に1年を過ごせるはずです。