炭水化物抜きダイエットというダイエット方法が数年前から流行っていますね。
効果が目に見えて分かることからＴＶや雑誌などメディアでも取り上げられ、実践している人も数多くいます。
しかし、医師や専門家からはこのダイエットの危険性が指摘されているんです。
炭水化物抜きダイエットとは？
このダイエットは炭水化物さえとらなければ、あとは何を食べてもいいというとても簡単なものです。
ご飯、糖類が食べられない事は少しきついものがありますが、食べる事を制限されないだけ続けやすいと言えるでしょう。
でも、実際はとても危険なダイエット方法でもあるのです。
炭水化物は５大栄養素の１つなので、これが不足すると体に様々な不良を起こす原因になります。
肌や紙の美しさも失ってしまい、逆に太りやすい体質に変化する副作用もあるのです。
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炭水化物とは
そもそも、炭水化物とは何なのかご存知ですか?
炭水化物は、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルと共に５大栄養素の１つに数えられ、生命を維持するうえで欠かせない重要な栄養素です。
| 炭水化物 | 脳の主なエネルギーの源。筋肉たや臓器などのエネルギーとしても使われる。 |
| 脂質 | 筋肉や臓器のエネルギーの源。脳のエネルギーとしては働けない。 |
| タンパク質 | 肌、臓器、筋肉など身体のほとんどを構成する物質 |
| ビタミン | 栄養素の働きを助ける |
| ミネラル | 身体の調子を整える |
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ダイエットの効果
炭水化物を抜くと何故痩せるのか？
それは、炭水化物が太る原因だからです。
炭水化物は体内でブドウ糖となり、脳や筋肉、臓器などのエネルギー原として使用されますが、使われないブドウ糖は貯蓄されます。
そして貯蓄がいっぱいになると脂肪として蓄えられるのです。
そのため、炭水化物を抜くとブドウ糖の貯蓄はいつも空っぽの状態になります。
そうすると脂肪を分解してエネルギーを得るようになり、その結果として脂肪が消費される割合が多くなって痩せるというわけです。
炭水化物抜きダイエットを始めると２～３キロはすぐに落ちます。
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炭水化物抜きダイエットのやり方
炭水化物抜きダイエットもやり方は様々です。
ただしやり方は、炭水化物を抜いたり極端に減らすのではなく、摂りすぎないように控えめにするようにしてください。
主食は抜かずに減らす。
食事は１日３回以上摂るようにする。
炭水化物のような栄養素が足らなくなると、体の部品を壊してでも作ろうとしますので、不足させないことが大切です。
特に炭水化物は一度にたくさん摂ると余って脂肪になりますが、足らないと身体が悲鳴を上げますので、血液中や貯蓄倉庫（肝臓）から枯渇しないように、また、余りがでないように少しずつまめにとるといです。
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副作用に注意する。
糖質抜きダイエットは危険と先にのべましたが、いろんな副作用があります。
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脳が働かない
炭水化物は使用されるエネルギーなので、不足すると脳が働きません。
頭がぼーっとしたり、悪い場合は脳機能障害を起こしてしまいます。
また、イライラしてストレスが溜まります。
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お肌や髪も栄養不足に
エネルギー不足の解消のために脂肪からだけではなく体のなかにあるたんぱく質からも分解してエネルギーを得ようとします。
こうなるとお肌や髪が十分な栄養を得る事が出来なくなり、美しさを失っていくのです。
肌や髪など見える部分だけではなく、身体は水分を除けばほどんどがタンパク質です。
臓器を修復するのもタンパク質の役割なので注意してください。
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ケトーシス状態になることも
炭水化物を抜く事でブドウ糖が不足してしまい、脳が働けなくなります。
それを回避するために、脂肪を無理やり壊して「ケトン体」という物質を作り出し、脳のエネルギー源として使う事ようになるのです。
ケトン体が血液中に多い状態をケトーシスといい、身体にとって好ましい状態ではありません。
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辞めるとすぐにリバウンド
体調が悪くなったり、様々な理由で続けられなくなったりして辞めてしまうと、太りやすくなってダイエット前より状況は悪化します。
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まとめ
糖質抜きダイエットについて詳しい知識を知らないまま、簡単に痩せられるダイエットとして実行してしまう人がいます。
どんなダイエットにもきちんとした知識は必要です。
糖質が何故体に必要なのか、どんな役割をしているのか、これらを十分に理解して行う事でリバウンドを防げます。
これを機会に是非、ちゃんとした知識を身に着けて実行してみて下さいね。
