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はじめに
みなさんどうもこんにちは、masaです。
夏休みという一大イベントが終わりそうでとても悲しいです。
でも終わりがあるからこそ次のイベントがやってくる!
夏休みの次のビッグイベントと言ったらそう、ハロウィンです。
みなさんはハロウィンについてどこまでご存知でしょうか。
「コスプレパーティ!」「トリックオアトリート!」
はい、どれも正解です。
しかしなんでコスプレをするのか、トリックオアトリートって実際何なのか。
そこまでご存知の方はなかなかいないと思います。
今回はそんな知られざるハロウィンの由来や歴史、ちょっとした豆知識や雑学なんかを紹介したいと思います。
デート中のちょっとしたブレイクタイムに豆知識を披露して、好きな人との会話を盛り上げましょう。
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ハロウィンの由来とは
ハロウィンの始まり
ハロウィンの歴史はおよそ2000年以上も前までさかのぼります。
実はハロウィンは元々キリスト教のイベントではありませんでした。
古代ケルト民族の宗教にドゥルイド教というものがあって、その儀式の一つであるサウィン祭が起源であると言われています。
このサウィン祭については後ほど詳しく述べます。
それではなぜ今ではキリスト教のイベントになってしまっているのか、それはカトリック系がケルト系を侵略したからです。
カトリック系は異教徒の習慣を認めようとはしませんでした。
しかし、あえてサウィン祭潰すことはせずに自分たちにとって都合のいいように変化させてキリスト教のイベントにしたのです。
古代ケルト歴では1年を昼の長い春と夏、昼の短い秋と冬の2期に分けて考えていました。
そして1年の終わりを10月31日としていたのです。
この日に古代ケルト人は先ほど紹介したサウィン祭というお祭りを行っていました。
それがカトリック系に奪われてハロウィンとなったのが元々のハロウィンの始まりです。
ハロウィンという名前の由来は?
古代ケルト人が行っていたサウィン祭がどのようにしてハロウィンになったのか。カトリック系が自分たちの都合のいいように行事を改変したのは先ほど述べましたね。
カトリック系にとって10月31日の次の日の11月1日は大切な意味合いを持つ日です。
それは「諸聖人の日」といって、またの名を万聖節と呼びます。
この日はすべての聖人と殉教者を記念する日で、日本でいうお盆に当たり、お墓参りや亡くなった人に祈りを捧げる日となっています。
これがハロウィンという名前とどう関係があるのかというと一説に以下のようなものがあるからです。
「諸聖人の日」の英語での旧称が「All Hallows」で、その前夜(eve)であるから「Hallow eve」となり、それがなまって「Halloween」となったという説。
また、これとは別の説で、神聖なという意味の(Hallow)と、夜という意味の(evening)が合わさって訛った結果「Halloween」になったというものがあります。
どちらか正しいのかははっきりしませんが、これがハロウィンの由来となっています。
サウィン祭の名残はウィンしか残っていませんね。
どんまい古代ケルト族。
ハロウィン日本到来
ここ何年かで突然日本でもハロウィンが大規模なイベント化してきましたが、いったい何がきっかけだったのか。
考えられるきっかけはいくつかあります。
- ディズニーやUSJなどのテーマパークが大々的にイベントとしてやり始めたから
- 小学校でも盛んに英語の授業が行われるようになり、徐々に浸透してきて爆発した。
- コスプレ文化が強い日本で、コスプレイヤーがここぞとばかりにコスプレして盛り上がったから
大体こういった理由が重なってハロウィンがイベントとして認知されたようです。
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ハロウィンの由来 いろいろ疑問解決集
なんでハロウィンは仮装するの?
先ほど述べたように、古代ケルト歴では、10月31日を1年の終わりとしていました。
この日は新年と冬を迎える大切な日で、秋の収穫を祝うとともに死者の祭りが開かれるのです。
これを古代ケルトではサウィン祭と呼び、今のハロウィンの原型ということになります。
死者の祭りでは先祖の霊が家族を訪ねると考えられていましたが、その例と一緒に悪霊もついてくると信じられていました。
この悪霊たちは生きている人の魂を奪うと言われていたので、古代ケルト人は仮装をして仲間だと勘違いさせることで、魂を奪われないようにしました。
ハロウィンのコスプレでゾンビやフランケンシュタインなど死人系の仮装が多いのは悪霊の仲間だと思わせるためだからです。
元々宗教的な意味合いを持っていたサウィン祭ですが、カトリック系に奪われてハロウィンになってからはただのお祭りと化しています。
そこに宗教色はなく、みんなが仮装して町を練り歩くお祭りのようになりました。
こうしてハロウィン=仮装パーティのような感じになっていったのです。
トリックオアトリートってなに?
ハロウィンの決まり文句と言ったらこれですよね、トリックオアトリート。
英語に直すと、「Trick or Treat」となります。
Trikckは日本語で「いたずら」、Treatは「ごちそうする」といった意味で、訳すと「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味の可愛い脅し文句です。
実はこれにも元となった習慣があります。
それはヨーロッパに伝わる「souling(ソウリング)」というもので、キリスト教で死者の日と言われる11月2日に行われるイベントです。
これは仮面をつけた子供たちがさまよえる霊魂のためにソウルケーキという四角いレーズンパンを乞いながら家々を回っていくというものです。
そしてソウルケーキがもらえないとなると霊たちがいたずらをします。
これがトリックオアトリートの原型となる風習です。
その後、ハロウィンとソウリングが結びつき、今の形となりました。
あのかぼちゃのお化けはなに?
ハロウィンになるとよく見かけるのがあのかぼちゃのおばけですよね。
あれの名前は「ジャック・オー・ランタン」と言います。
一体あれはなんなのか、今度はそれについて紹介します。
ジャックオーランタンは元々アイルランドの昔話から生まれたものです。
元になった物語はこんな感じです。
昔々、ジャックという名前の、ずる賢くて乱暴者でうそつきで、悪いことばかりしていた男がいました。ジャックは酒が好きで、あるハロウィンの夜にも酒場に入り浸って散々酔っ払い、地獄から出て来た悪魔と出会います。
悪魔はジャックの魂を取ろうとしました。しかしジャックは、魂を取られたくはありません。そこでジャックは悪魔に「魂をあげるから人生最期の酒を飲ませてくれ」と頼み込みます。
悪魔はその願いを聞き入れ、コインに変化して酒代を払おうとしますが、ジャックは十字架でコインを抑えつけて自分の財布にしまいこみ、悪魔を閉じ込めてしまいます。困った悪魔は、向こう10年間ジャックの魂を取らないと約束し、ジャックは悪魔を解放しました。
そして約束の期限が切れた10年後、悪魔は再びジャックの前に姿を表します。
魂を取ろうとする悪魔に、ジャックは言いました。「最期に、あの木になっているりんごが食べたい」
今度こそ最期だと思った悪魔は、りんごをとりに木に登ります。ジャックはその隙に、持っていたナイフで木の幹に十字架を刻み込みました。
十字架が苦手な悪魔は木から降りられなくなってしまいます。そして《二度と魂を取らない》という条件で、ジャックは悪魔を木から降ろしてあげたのでした。
時は経ち、ジャックは寿命でこの世を去りました。導かれるまま天国へ行くも、生前悪いことばかりしていたために、天国には入れてもらえません。
仕方なく地獄へ行きますが、そこにあの悪魔が表れて言いました。
「お前の魂は二度と取らないと約束したから、お前を地獄には連れて行けない」天国にも入れず、地獄にも行けないジャックは困り果て、悪魔にどうしたらいいのか訊ねます。悪魔には元にいた場所に戻れと言われました。しかし生き返れるはずもないので、現世に戻れるはずもありません。
どうしようもないので、ジャックは来た道を引き返そうとするも、道は暗く、冷たい闇が広がるばかり。ジャックは悪魔に灯りをくれと懇願し、悪魔は地獄の炎の小さな塊を分けてくれました。
この灯りが消えてはいけないと思ったジャックは、道端に転がっていたカブをくりぬいてその中に火の塊を入れ、ランタンの代わりにしました。これがジャック・オー・ランタンの由来とされています。
ジャックはこのランタンを手に、今でも死者と生者の狭間の世界をさまよっているのだとか。
引用元 http://xn--l8je.net/1364.html
このお話ではカブとなっていますが、アメリカにこのイベントが伝わった時に生産量の多かったかぼちゃが使われるようになり、みなさんがよく知っているあのかぼちゃのお化けが出来上がりました。
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おわりに
いかがだったでしょうか。
ハロウィンは元々コスプレパーティではなく、宗教的な意味合いの強いものでした。
それがアメリカに伝わって宗教色が薄くなり、お祭りのようになったのです。
日本ではすでにただのコスプレパーティとなってしまっていますが、意外と古い歴史があります。
ハロウィンについての歴史を知ったことで今までよりももっとハロウィンを楽しめるようになるでしょう。
知識を披露してそこらへんのお祭り好きとの格の違いをみせてやりましょう。