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はじめに
どうもみなさんこんにちは、知識の管理人masadです。
夏も終わって気温もだんだんと下がり寒くなってきましたね。
まさしく冬の到来です。
そんな冬の区切りとなるのが冬至。
みなさんはそもそもなんなのかご存知ですか?
かぼちゃや小豆を食べることと思いますが、それにはちゃんと由来があるんです。
ということで今回は冬至についてや、かぼちゃと小豆の謎について迫りたいと思います。
これを知ってから迎える冬至はこれまでとは違ったものになるのではないでしょうか。
それでは早速やっていきましょう。
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そもそも冬至ってなに?
冬至というのは1年で最も昼間が短く、夜が長い日のことです。
なぜこのようなことが起きるのかというと、冬至の日は太陽が最も低く上るからなんです。
何を言ってるのか全然わからないって?
つまり、低くというのは南の方に寄って上るということです。
太陽は基本的に真東から上り真西に沈んでいきます。
それが冬至の日はだいぶ南の方へ寄っているため、普段の距離よりも短い距離を太陽が進んでいるということです。
太陽がいる時間が短ければ昼も短い。昼が短い分夜は長くなります。
このようなことになっているため、冬至の日は1年で最も昼が短く、夜が長い日になるのです。
この冬至の反対に夏至というものがありますが、これは反対に最も昼間が長く、夜が短い日になります。
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冬至の由来や意味は?
冬至は旧暦で言う二十四節気の一つで毎年だいたい12月22日ごろに当たります。
古来より冬至は新年の起点として存在していました。
この日を境に昼の時間が長くなり、冬の終わりと春の訪れを感じさせるものだったからです。
これを一陽来復と言い、運気が上向きになったり良い方向に向かったりと縁起のいい日として捉えられていました。
その他にも厄を払う日としての意味も持っています。
この厄払いという意味がかぼちゃや小豆を食べることに繋がるんです。
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かぼちゃと小豆を食べる理由は?
先ほど述べましたが、冬至というのは厄払いの日という意味もあります。
今と違って昔は冬になると簡単に食べ物は手に入りませんでした。
そこで夏に採れたかぼちゃを冬の間に食べるために保存して少しずつ食べたのです。
かぼちゃを食べると体温が上がり、免疫力も強くなるので冬の間に風邪(厄)を引かないようにという厄除けの意味も込めていました。
これが現代になっても冬至にかぼちゃを食べる理由です。
また、昔は夏の時期を「陽」、冬の時期を「陰」として、夏(陽)に採れたものを冬(陰)に食べると縁起がいいとされていたこともあってかぼちゃを食べるようになったという説もあります。
さて、そこで小豆はなんで?と思う方がいるでしょう。
小豆って赤いですよね。実はこの赤が昔から厄払いの色として使われてきたんです。
おはぎの時の記事でも紹介したのですが、このような意味があってかぼちゃと小豆のいとこに煮を冬至に食べるんです。
その他にも当時のかぼちゃは今と違って甘みが少なかったこともあり、甘さを足すために入れたという説もあります。
なぜいとこ煮というのかというと、かぼちゃの後に小豆を追々(甥甥)入れて調理する。
つまり甥と甥だからいとこになっていとこ煮というわけです。
語呂合わせというか言葉遊びのようなものですね。
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運盛りって知ってますか?
冬至に時期に運盛りという言葉を聞いたことがある人がいると思います。
昔は冬至の日に「ん」が付く食べ物をかぼちゃと一緒に食べると縁起がいいとされていました。
ちなみにかぼちゃは漢字で書くと南瓜と書きます。これ、「なんきん」って読むんです。
「ん」が二つ付いていますよね。これはとても縁起のいい食材なんです
これと同じような食べ物を冬至の七種(ななくさ)と呼んでいます。
そのメンバーは以下の通りです。
- 南瓜=ナンキン
- 蓮根=レンコン
- 人参=ニンジン
- 銀杏=ギンナン
- 金柑=キンカン
- 寒天=カンテン
- 饂飩=ウンドン=うどん
これらを冬至の日に食べると縁起がいいのでぜひ食べましょう。
これを知っているだけでだいぶ物知り顔ができます。
ゆず湯に入るのはなんで?
冬至の日にゆず湯に入ってる人も多いと思います。
とりあえず何となく入っている方が多いと思いますのでこれを機会にちょっと由来を紹介したいと思います。
由来1 言葉遊び
冬至を湯治、ゆずを融通とちょっと無理やり感がありますが関連付けて入るようになった説です。
冬至の日にゆず湯に入ると融通が利く=人付き合いがよくなるとして、入るようになったのではないかと言われています。
由来2 ゆずの効能
ゆずは栄養成分が豊富に含まれており、風邪を引かないようにという願いが込められてゆずの成分が溶け出したお湯に入るようになったという説です。
かぼちゃを食べて免疫力を上げ、さらにゆず湯に入ることで効果を強力にしようとしたわけです。
由来3 厄払い
ゆずの香りは古くから厄を払う効果があるとされてきました。
そのためお風呂に入れて思いっきり香りを発生させることで厄払いをしようとした説ですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
冬至にかぼちゃや小豆を食べるのは長い冬を乗り越えて春を無事に迎えられるよう祈りを込めた名残だったんですね。
それを考えると今がいかに恵まれているかがわかります。
そういうことを知ったうえで迎える冬至は今までとは違ってちゃんとしなければなと思うことでしょう。